設計プロセス

建築・インテリアの設計プロセスは、5つのフェーズ(段階)で構成されています。
それぞれのPhase(フェーズ)について簡単に解説いたします。


Phase 1 | 調査・企画(建築相談)

クライアントのご要望をヒアリングし、建築予定地の状況確認や法的な条件を整理します。リノベーションの場合は、既存の建物の状況を確認します。必要に応じて詳細な調査をします。
《調査・企画業務委託契約》リノベーションなど既存建物を改修、改築などを行なう場合には、時として、既存建築物の鑑定、評価、分析及びそれらの調査、資料の作成などを行なうことがあります。また土地の有効活用などで企画提案が必要な場合などもあります。そういったケースでは、オプションで調査・企画業務委託契約を締結します。【企画提案については別に詳細をご案内する予定です】

Phase1は設計する前の段階から設計に取り掛かれるようにすることを指します。
・土地の候補がいくつかあってどこがいいのか相談したい
・土地はあるけれどなにを建てればいいか相談したい
・土地にどれくらいの建物が建てられるのか知りたい
・建てたいものは決まっているが、どう配置したらいいのかアドバイスが欲しい
という段階のクライアントに対し、提案する業務です。

 

なにを建てるかが決まれば次の段階に入ります。Phase2からPhase4までは建築士法という法律での決まり事があり、それに従って進めることになります。

重要事項説明書の交付
設計を私たちにご依頼頂くことが決まりましたら、まずは契約前に重要事項説明書を交付し、業務に関する重要な情報をご説明致します。
建築士法第24条の7で定められた行為です(法文へ▶︎
Phase 2 | 基本設計
建築設計・監理業務委託契約
基本設計へ進めることが決まれば建築設計・監理業務委託契約書を結びます。
この時に Phase 2 からPhase 4 までの業務項目について詳しくご説明致します。
重要事項説明書の交付と同時に行なうこともできます。

クライアントから提示された要求その他の諸条件を設計条件として整理した上で、設計者の意図を明確に表現し、基本設計図書を作成します。

Phase 3 | 実施設計

基本設計の構想をもとに、詳細な図面や仕様書などを作成していきます。
作成された設計図書が、工事請負契約の元になります。
また、新築工事や改修工事でも法的に必要な場合はクライアントに代わって建築確認など法令に基づく申請を行います。

《FF&E設計監理業務》プロジェクトによってはオプションで家具・備品・アートワーク(Furniture, Fixture & Equipment)についてコーディネートを行ないます。既製品をセレクトしたり、必要に応じて特注品のデザインを行ない、発注図書の作成、発注支援、工場検査、納品までを行ないます。

着工
Phase 4 | 工事監理

設計図書に基づき、施工に必要な図面等の調整・確認及び工事の検査・承認を行ないます。また、追加変更工事への対応などを行ないます。

竣工・引渡
Phase 5 | 還元

工事が完了後、竣工図書及び必要なデータを整備し、設計資料をクライアントに還元します。
また、経年調査と瑕疵などへの対応を行なうとともに、メンテナンス、リニューアルに対してもコンサルタントを行ないます。

維持保全のために
建物を健全に維持保全するために、他社設計物件に関してなにかご助言できることがあるかもしれません。

 


以上がおおまかなプロジェクトの流れです。

設計プロセスは設計業務そのものがかなり複雑で多岐に及ぶため一般論的に説明することがむつかしくもあります。ですのでなによりもまずお問合せいただくのが近道のように思います。

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