春の海

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな

私の実家は大正9年に明石浦で発動機船の焼玉発動機の小さな工場をつくりました。
戦後も明石の名船明石型生船や機帆船の発動機を作っていましたが昭和40年代に入り需要が少なくなり今は産業用各種生産設備の製造に転換して今日に至ります。
先月コロナウイルスの影響が心配される中、無事に創業100年式典を迎えることができました。
100周年の記念として明発百年史の編集デザインをIZOで請け負いました。
‘明発’ の法被は(多分)戦前のもので淡路島の博物館の展示されていたのを親戚の方が見つけ復刻することになりました。
紺地に明石発動機工作所の文字、背中の紅マークがカッコいいです!
私たちはこんな法被があることなど家族の誰も聞かされてませんでした。
進水式の時など、関係者の方に配ったようです。
式典当日は令和製法被を着た社員の皆さんに出迎えてもらいました。
大変な苦労した両親は共に90歳まで長生きでしたが式に出ることは叶いませんでしたが喜んでくれたと思います。